トルコでクーデター
トルコ軍の一部がクーデターを起こした。
クーデターを企てた勢力の規模や地位は不明だが、一部の軍幹部が人質に取られてるとのこと。
最大都市イスタンブールの通りに戦車を展開し、国際空港を一時閉鎖した。
エルドアン大統領はイスタンブールで会見し、「事態を掌握している」とのこと。
トルコは昨年から過激派組織「イスラム国(IS)」やクルド系反政府勢力のテロが相次ぎ、エルドアン大統領の強権的な支配がかえってテロを誘発している。
トルコの政治事情について、少し触れておこう。
国権の最高機関はトルコ大国民議会で一院制により、強い権限を持つ。国家元首は国民投票により選出される大統領であるが、合成は議会の承認に基づき大統領が間接的に指名する首相の権限が強い議院内閣制をとっている。(Wikipedia参照)
この事態を受け、市場ではトルコの通貨リラが売られた。
円の対ドルレートでは、1ドル104円80〜90銭で取引され、またも円が買われるリスクオフのムードになってきた。
投資家のリスク回避の動きは、早くも円に波及している。